CIBとは |
CIB(建築・建設における研究・技術開発のための国際協議会/略称:建築研究国際協議会)は、建築・建設部門の政府系研究機関の国際的な研究協力及び情報交換の活性化と促進を目的とする団体として、関連する技術分野の研究機関を中心に1953年に設立されました。
それ以来CIBは、研究機関、大学、産業界、政府関係など約250の加盟機関に所属するの専門家のネットワークを構築し、建築・建設に関する研究と技術革新の様々な面において共同で活動をしています。
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名称
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CIB という略称は、設立時のフランス語の名称 Conseil International du Bâtimentの頭文字から取られています。(その時点での英語名は International Council for Building)
その後1988に、略称は維持したまま、正式名称が International Council for Research and Innovation in Building and Construction に変更されました。
その日本語訳は、CIB連絡協議会 第7回本委員会(2003年1月31日)において、上述の英語名称の変更に対応して、従前の「国際建築研究情報会議」から「建築・建設における研究・技術開発のための国際協議会(略称:建築研究国際協議会)」とされました。
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会員と対象分野
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CIBの会員は、研究機関、大学、産業界・実務機関(建設会社、材料・部品・設備メーカー、コンサルタント、金融機関、法律・保険会社、住宅会社、建築行政関係機 関、専門家等の団体組織など)、地方政府、基準・認証・技術認定機関など多様になっています。
また、対象分野も、当初の技術分野から、次の4つの主要テーマを中心に、組織・マネージメント、経済的側面、法律・調達実務、都市計画、人文科学的側面に広がっています。
- SC(Sustainable Construction)
- CU(Clients and Users)
- RC(Revaluing Construction)
- IDS(Integrated Design Solutions)
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組織
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*理事会関連
- 理事会 Board
- 理事 Board Members
- 理事会設置の委員会 Committees/Committees of the Board
- 理事会の権限の一部を遂行するために設置され次の委員会がある。
役員会(Officers'Committee)
管理委員会(Administrative Committee)
企画委員会(Programme Committee)
マーケティング・コミュニケーション委員会(Marketing and Communication Committee)
学生委員会(Student Chapter Committee)
*委員会関連
- 委員会 Commissions
- 会員による研究、プロジェクト等の実施のために設置され、
研究委員会(Working Commissions/Wで表記)と特定の作業を実施する作業部会
(Task Groups/TGと表記)がある。
*会員種別
- 正会員 Full Members
- 準会員 Associate Members
- 個人会員 Individual Members
- 名誉会員 Honorary Members
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日本からの参加
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日本からは、2017年4月現在、正会員3機関、準会員8機関、個人会員6名が会員となっています。
また、CIB理事会(役員5名を含めて定員25名以下。各国から2名以内選出。)に、国立研究開発法人建築研究所澤地孝男理事が参画しています。
そのほか、委員会による研究活動にも、日本から多くの研究者、実務者が参加しています。
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