■建築研究資料 |
No.147号(2013(平成25年)9月)(2015(平成27年)12月17日一部修正:正誤表) |
<概要> |
南海トラフにおけるM9クラスの超巨大震源(内閣府設定)に対して、建築基準整備促進事業の平成23年度成果である長周期地震動の改良(新)予測式を適用し、主要地点における長周期地震動時刻歴を作成して、超高層、免震各建築物の地震応答解析を行い、その結果についてまとめたものである。
予測手法は主として、観測データに基づくためデータが得られた観測地点における長周期地震動の予測に重点が置かれてきたが、今後開発手法の実務への適用性の観点から、任意地点における長周期地震動の予測手法への発展可能性についても検討した。具体的には、長周期地震動の特性が深い地下構造と関わりがあることが知られており、最近情報が増加しているこれらの地下構造データと地盤増幅、地震動震幅の時間変動の関わりについても検討し、実用的な手法の提案を行っている。 *1 (独)建築研究所 *2 (株)大崎総合研究所 *3 清水建設(株)技術研究所 *4 東京理科大学理工学部 *5 (株)日建設計構造設計部門 *6 鹿島建設(株)建築設計本部 *7 清水建設(株)設計本部 |
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