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在来軸組工法木造住宅の地震時挙動に関する実大静的繰返し水平加力試験
室田 達郎, 有馬 孝禮, 佐藤 雅俊, 斉藤 完治, 岡田 恒, 益田 恵吾
建築研究資料 No.28, 1981, 建設省建築研究所
本稿は、延床面積約80m2の総2階建木造住宅に静的繰返し水平加力を行った実験の結果を述べたものである。この住宅の構造は、いわゆる在来軸組工法と呼ばれるものである。 木造住宅における主要な耐震要素は、1)柱−はり−床から成る基本軸組、2)筋違い及び3)壁仕上材であり、これら三つの要素の全体耐力に対する貢献度、固有振動性状への影響等が測定された。履歴特性、水平力を受けた時の挙動等も観察された。 これらのデータを解析し、木造住宅の全体耐力が構成要素の耐力の累加によって求まることが明らかにされた。また、在来軸組工法木造住宅の耐震設計のあり方についても検討が加えられた。
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