■建築研究報告

1968年十勝沖地震災害調査報告 (その2)
−青森県下における各種地盤および2,3の建物の常時微動測定と十勝沖地震被害との関連−

表  俊一郎・中島  直吉

建築研究報告  No.57,  1970  建設省建築研究所


<概要>

  われわれは,十勝沖地震発生前の昭和42年12月に,青森県下の八戸市,三沢市およびその周辺地域について常時微動の観測を実施し,常時微動観測により求められる地盤特性と将来生じるかもしれない地震被害とを対比することを試みた。たまたま翌年43年5月16日に十勝沖地震が発生し,県下東部地域の広い範囲にわたって大きな被害が発生したので,この測定結果とそれぞれの地点の地震被害とを対比した結果,両者の相関が非常に密接であることが知られた。したがってこの両者の相関を更に一層深く研究することを目的として,その後十勝沖地震による被害分布などが詳しく判明するのを待って,43年10月青森県下の主として青森市,むつ市,東北町,上北町,三沢市,十和田市,五戸町,六戸町および八戸市地域における常時微動観測を行い,結果と被害分布との対比を行った。



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